2016年6月30日木曜日

人は生きてるというだけで何らかの罪を犯している

・間もなく人形流しが始まります

今日で2016年の半分が終わるという事実に驚いているのは僕だけではないでしょう。ともあれ年々時間が経つのが早くなっているような気がするのは気のせいなのか何なのか...。


ともあれタイトルにもあるように、人というのは生きているというだけで何らかの罪を犯しているといっても過言ではないものです。いや、そうではなく「生きている」ということ自体が何らかの罰なのだと主張する人もいるようですし真相はそれこそ神のみぞ知るところなのですが、我々は生きている限りどこかでは穢れる生き物ですのでそういうものをリセットする場が必要になるのは言うまでもないでしょう。そのためのイベントがこの大祓なのです。

・およそ一ヶ月ぶりのひょうたんにて

今日は1日休みということで、本来であればまた早い時間から出て京都観光にでも興じようかと思っていたのですが案の定疲労という名の足かせがそれを許さず、結局出発は夕方頃。仕方がないのでいつもの立ち飲み屋で一杯キメ込むのでしたw

・今日の京都タワー

のんべんだらりと昼まで過ごし、まだ日も高いうちから酒を飲み肉を喰らい...と散々怠惰な日常をカマしたあと、僕はいよいよバスに乗って上賀茂神社まで。京都駅から上賀茂神社まではおおよそ小一時間。しばしの間、バスの旅が続くのです。

・振る舞いのお豆腐(調味料は醤油ではなく塩)

基本、夜間の上賀茂神社に人は居ません。しかし少なくともこの日は例外です。古来より続く神事を一目見ようと全国より人が集まるのです。境内では地元の農家さんによる野菜の販売や、お豆腐の振る舞いなどもやっています。写真下の説明にもあるようにお豆腐の味付けは塩なんですが、これがまたシンプルにして無類の旨さ。豆腐本来の甘みを塩が引き立たせるという、いわばスイカと同じ原理なのでしょうか・・・



あー、でも京都で豆腐と言えばやっぱり個人的にオススメなのは賀茂とうふ近喜さんとこのお豆腐ですかね。豆腐も勿論ですけど最強なのがここのお揚げさん。毎度お馴染みの石黒酒場にここのおやっさんが時たま来ていて、それで石黒さんがフライパンで軽く焼いたお揚げを出してくれるんですけどこれが最高に美味しい。家でも同じ要領でやってみたんですけどやっぱり旨い。これ1枚でビールが1本は軽く空けられるというものですよw

・茅の輪くぐり

夏越大祓というのは6月の30日(神社によっては7月31日のところも。八坂神社の境内摂社である疫神社や伏見の御香宮神社がその例。余談だが祇園祭の正式なラストは疫神社の夏越祭である。)に全国の神社で行われる神事であり、これを以てその年の前半部の業を洗い流すとともに無病息災を願うのです。



ちなみに茅の輪くぐりが八坂神社の発祥であり、そして調べていくと案の定太郎さん状態でユダヤが絡んでくる...というのは2年前の記事でも話した通り。まぁ神道自体がユダヤ教っぽいところもありますし、そこに秦氏やらも絡んでくるのですから必然的にそらそう(なる)よ状態なのでしょう。

・上賀茂神社本殿

茅の輪くぐりが終わると、次は人形に名前を書きます。僕は彼女の分と合計2体の人形に名前と誕生日を書いてきました。(たしか人形以外にも車形みたなのもあったっけか?)で、人形流しは20時スタートになります。

・焚き火の火って見てると落ち着くんだよな...

余談ですけど上賀茂神社には能の舞台のようなところもあります。で、実際にここで新能の披露が近いうちにあるようです。能とか狂言とか、あと歌舞伎とか、京都に10年近く住んでいるわりにまだそういうのをちゃんと見に行けてないんですよね。(興味がないわけではないのですが、如何せん値が張ることが多いですし、そもそも機会を逸しているのが実情だったりします...)

・大祓祝詞が唱えられます

そうこうしているうちに20時に。神主さんによる祝詞(のりと)の読み上げと雅楽の奉納をバックに人形が境内を流れるならの小川をひらりひらりと流れていきます。そのさまは何とも幻想的であります。

・かつて百人一首にも詠まれたこの景色

丁度こんな感じですね、ハイ。あとついでに言うと、ならの小川沿いに境内のやや奥地に行くと、この時期は運がよければ蛍を見ることができます。今回も見れたことは見れたのですが、なんか写真にすると伝わらないんですよねw

・回転寿司やっほーい

大祓の終了後は一旦河原町へと戻り、そこで彼女と合流。晩御飯を食べに毎度お馴染みの回転寿司屋、京のとんぼに行ってきました。

・祇園祭、今年も開幕!

で、外に出てふと上を見てみるとこんなものが。もう明日から7月、今年も祇園祭が始まりますよ。今年はおそらく前祭の山鉾巡行には行けそうにないので、復活した後祭のほうのやつを見に行こうかなと思ってます。とまぁそんなところでありますが、今月はこれにて失礼します、ジベリ!

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