2016年6月25日土曜日

神戸新聞課題作文②

ということで2つ目の作文(←といっても順番的にはこっちのほうが先だったのですが...)を載せてみたいと思います。こっちは自信作にしてなかなかの問題作。僕の‘覚悟’が神戸新聞に受け入れられるのか否か...。



先程の記事でも言ったように、神戸新聞の課題作文というのは、写真を見て思ったことをタイトル設定をした上で自由に書く...というものなんですね。今回のお題は東京五輪の新エンブレムお披露目の様子。文化庁の長官である宮田さんと審査委員の王貞治さんが新エンブレムを手にして写っている写真ですね。(下記参照)

・これでいいのか?

まぁこのエンブレムにしても出来レース疑惑はありますし、そもそも良いデザインは思えないんですけどね。(だって葬式みたいじゃん)これよりかはピンキーモンキーの西川さんがデザインしたやつのほうがいいですし、もっと言えば佐野さんと同じ多摩美出身のラーメンズのお二方に考えて貰ったらいいんじゃないかと思うんですけどね、個人的には。まぁでも僕が主題にしたのはそこじゃないんです。もっと観念的な話に仕上げたのですよ^^


題名:嘘の国
 醜聞の絶えなかった五輪エンブレム問題は再選考という形で一応の収束を見た。しかしながらこの国は気付けば嘘や偽物がまかり通り国になってはいないだろうか。2年前には偽作曲家が時の人となったし、今年に入ってからは某パーソナリティーの経歴詐称が話題となった。どちらもその人物に付随するストーリーが先行し、本質に目が向けられなかった所以であろうと私は思っている。何故この国はこうした状況に陥ったのだろうか。そのヒントはもしかしたらこの国の戦後の歩みの中にあるのかもしれない。


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 戦後、この国は偽りの中で歩みを進めてきた。属国であることを忘れて回復もしていない主権を祝い、或いは与えられた民主主義を中身も理解しないままに享受してきた。ただ一方で嬉しい変化もある。安保法制をめぐって若者も声を上げ、行動するようになったことだ。結論はまだ遠い。いや、ここからこそが本論だ。我々は70年間放置してきた虚構に今こそ向き合わなければならない。
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これで407字とのコト。なのでまぁ当然ながらまんまってワケじゃないですけど、こちらも大方の内容に相違はありません。こっちの方はもう少し尺を伸ばしたら石橋湛山賞でも取れるんじゃないか?なんて思ったりもしているのですが、まぁこの見方を担当者がどう取るかっていう心配は無きにしも非ず...。とはいえ数年前には「永続敗戦論」を問題として出していた神戸新聞社ですし、社説などを読んでいる限りでは考え方は僕に近いんじゃないかと思うんですけどね。


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ま、筆記試験に心配はしてませんけどね。そう言えば今年は英語の試験がなかったですし、一般教養にも英語の問題は見当たらなかったのですが一体どうしたものでしょうか...。まぁきっと何かしらの考えあってのことなのでしょう。とりあえず今やるべきなのは二次試験の対策ですね。そこだけはしっかりとやっておく他はありません。


・おまけ:神戸珍道中番外編:酒蔵探訪

・神戸酒心館にて

八幡神社を後にして向かったのは神戸酒心館。福寿という銘柄のお酒を作っている酒造メーカーのやっている日本酒の複合施設みたいな場所です。伏見で言うとキザクラカッパカントリーがこれに近いでしょうか?レストランあり、資料館あり、そしてショップありという場所です。まぁ閉館が18時ということで今回は外からチラっと見ただけだったのですがw

・ちょっとしたベンチとして再利用されている酒桶

ちなみにさっきの写真、どこから撮ってるのかというと、ここからなんですね。月桂冠の大倉記念館でもお馴染みの酒桶が、ここではベンチとして再利用されているのです。これは面白い使い方。是非とも我が伏見も真似してほしいところです。

・酒米として知られる山田錦

敷地内には小さいですが酒米を作っている田んぼもあります。酒米の王様とも言われる山田錦。その日本一の生産拠点が実は兵庫県なんですよ。実は伏見のお酒も多くは山田錦を原材料としているんですね。なので灘のお酒との材料の違いはホントに水だけ...なんてこともあるんですよ。



じゃあ京都にはオリジナルの酒米はないのかと言われれば勿論答えはノー。京都生まれの酒米としては祝(いわい)というのがあります。1933年とできたのは比較的最近のこと。生産の難しさなどから戦後一旦生産が途絶えていた時期もあり、現在でもあまり多く生産されているワケではないのですが酒米としての評価は高く、山田錦のそれに匹敵するほどと言われているくらいのもの。

・関連記事:京都の幻の酒米、30年ぶり酒蔵に復活(アルタナ)
http://www.alterna.co.jp/13859


漫画「もやしもん」では酒造りは人間が唯一成功した錬金術だなんて言ってましたけど、成程酒造りはまさに奇跡なんですね。今ではそれを科学的に解明していこうってことで酒造会社は研究所を作ってたりするんですけど、こと日本酒に関しては根本の部分で神様とのつながりみたいなのを大切にしているところが垣間見え、それが面白くもあります。



・レストランなども併設されている甲南漬本舗本店

で、お酒を作ている地域では漬物作りも盛んなことが多いです。灘には甲南漬というものがあります。まぁ早い話奈良漬なんですよね。灘五郷のお酒を使って作るのが甲南漬。では伏見のお酒を使ったやつは伏見漬なのかというとそうではないのであり、この辺はよく分からないところでもありますw


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ここは漬物の他にみりんも生産しているらしく、直売所には目玉商品の1つとして並んでいました。今回は手荷物がいっぱいだったのと家の冷蔵庫にまだ奈良漬があるのとで何も買いませんでしたが、次近くに行ったときには何か買って帰りたいものです。漬物好きなんですよね、僕は。まぁそれもお酒飲むようになってからだとは思うんですけどw

・社長邸か...成程。

先述したとおり、ここの敷地内にはレストランも3つ併設されています。中でも目を引くのが写真の平介茶屋というところ。このいかにもな建物、実は元々社長の邸宅だったんだとか。阪神大震災でここもやはり甚大な被害を受けたそうなんですが、そんな中で無事だったのがこの建物なんだそうな...。それが今ではこうしてレストランとして第二の人生をスタートさせているんですね。ここでは炊きたてのご飯と自慢のお漬物が味わえるのだそうで、個人的には何とも気になる場所でもあります。営業時間は11時半から13時半とやや短め。京都から行くことを考えたらちょっと早起きせねばならないレベルですw

・歩道橋より(右端に見えるのが甲南漬本舗)

先述の酒心館からここまでは徒歩10分程度。セットで楽しむのもいいかもしれません。ここの最寄駅はさっきの駅から三宮方面に1駅向こうに進んだ新在家(しんざいけ)という駅。そこから徒歩5分くらいの距離です。珍道中はその後さっきの記事のところへと繋がっていくのであり、丁度その辺から体調が芳しくなくなっていくのですがw ちなみに明日の夜は久々に我らが小田和奏さんのライブに行ってくるのです。それでは皆さんよい日曜を、ジベリ!

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