2016年6月25日土曜日

神戸新聞課題作文①

・盗難現場(推定)

自転車は相変わらず見つかりませんが、まぁ記事投下と行きましょう。先週の神戸新聞社の筆記試験での作文。まぁ覚えてる限りなんですけどなるべくそのままの感じで書いていきたいと思います。作文試験は2つあって、今回は両方とも写真を元にして自由に作文をするというもの。今回載せるのは2つ目の方の課題のもので、丁度写真は舛添さんの会見の様子。
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題名:SekoiとMottainai


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自身の政治資金の不適切な用途について見苦しい見解を続けてきた舛添東京都知事が先日ようやく辞意を表明した。これで東京都知事は3代続いて身勝手な理由で職務を放棄したことになる。その度に選挙が実施されて都民の血税が湯水のように使われるのだからやるせない。都民には次こそ賢明な判断をして貰いたい。



ところで舛添知事の辞任を巡って海外プレスではある日本語が有名になっていることを御存知だろうか?それがsekoiだ。成程氏のお金の使い方はせこいの一言だ。これを機にsekoiが世界語になるのかは分からないが、そういえば一昔前に同じような日本語がもてはやされたことがあった。それがmottainaiだ。こちらは主に環境問題についてポジティブな取り上げ方をされていた。この2つは似て非なる言葉である。両者の決定的な違いは何だろうか。おそらく私は中心を何に置くかということだと考える。前者が自分の利益のためなのに対して後者は人のため世のためを旨としている。次はsekoiではなくmottainaiの精神を重んじる人物に知事になって貰いたいものだ。都民の英断を祈る。
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文字数を調べてみたところ、444字でした。試験は400字以内でしたのでそのまんまではないですが、まぁ大方の内容はそのままですのでご了承を...。こっちはどちらかというと新聞のコラム(神戸新聞で言うところの正平調)的な気分で書きました。(まぁ結果として20分くらいで書き上げちゃったワケですがw)ただ自信作はと聞かれたら勿論次のやつですけどね。まぁご期待下さいよ^^

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おまけ:神戸珍道中①
尺的にちょっと余裕あるのでこんなコーナーを...。甲南大学から三宮に至る道で見つけた面白そうなものを色々と紹介していと思います^^

・「太平記」の舞台がここにも

これは処女塚古墳の近くにて。「太平記」の舞台がここにもありました。新田貞義の家臣である小山田高家(←犯罪者の小山田圭吾との血縁は不明)が自身の馬を貞義に託し、自分は留まって足利の軍勢と戦って討ち死にしたのがここなのだそうな。




明治政府(もとい薩長政権)のワケ分からん教育のせいでどうにも変な評価がつけられてしまい戦後は半ば蔑ろにされている「太平記」。一旦色眼鏡を外してこの物語を読んで貰いたいものです。(といっても僕も小学校の頃にマンガ版を読んだ程度ですがw)というか「太平記無双」とか出ないんですかね?楠木正成好きの僕としては見てみたいんですけど...。

・処女塚古墳

ちなみに処女塚古墳というのは一体如何なる場所なのか。詳しいことは分かっていないようなのですが、とりあえずこの近くの豪族のお墓なんじゃないかと推定されているそうな...。形は前方後円墳というまぁポピュラーな形態で全長は70メートル。でも気になるのは独特の名前ですよね。どうやら背景にはある悲しい恋物語があるんだそうな...。それが「万葉集」にも登場する菟原処女の伝説というもの。


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その昔、菟原処女(うないおとめ)という可憐な少女がこの近くに住んでいたのだとか。彼女には想いを寄せる男性が沢山いました。中でも菟原壮士(うないおとこ)と茅渟壮士(ちぬおとこ)の2人は熱心に言い寄り、そして争うようになったのだとか。それをみた彼女は胸を痛めて自殺してしまいます。その後、2人の男はそれを追うようにして自死。ここはそもそもその3人のお墓だと思われていたようであり、ゆえにこんな名前になったそうな...。


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ちなみに万葉集って半数近くが相聞歌(ラブソング)なんですよね。国歌である「君が代」もその1つなんですよ。「大切な人が末永く生きていてくれますように...」って内容ですからね。江戸時代には結婚を祝う歌として歌われてたりもしたそうです。まぁ平和な歌なんですよね、そもそもが。それにしても日本人って昔から愛とか恋とか好きなんだな...。もう「愛の国」ってガンダーラじゃなくて日本なんじゃないかとw


・何やら有り難そうな鳥居

で、そんな乙女塚古墳の程近くにあるのが写真の東明八幡神社。全国にある八幡神社の1つで、鳥居は御金神社を彷彿とさせる黄金色。主祭神は第15代の天皇である応神天皇。「確実に実在が確かめられる最初の天皇」とされているのがこの応神天皇なんだとか。(※諸説あり)

・神社の由来

これは神社の由来を書いたものなのですが、八幡宮って何故だか高良宮に縁があるんですよね。(丁度「徒然草」には仁和寺の僧侶が石清水八幡宮と間違えて麓の高良神社を参拝して帰ってきたというエピソードがありますね^^)また高良=高麗であるという説もあるなど渡来人とのかかわりも無視できないところであります。あとここは春のお祭りの際にだんじりが出ることでも有名なんだとか。



だんじりといえば岸和田を思い浮かべる人も多いかと思いますが、神戸の下町や姫路のお祭りにもだんじりは欠かせないんですよ。神輿とかだんじりってなぜだか血が騒ぐものがありますよね。あ、ちなみに東明八幡神社および処女塚古墳の最寄駅は阪神電車の石屋川駅ってところです。気になった方は是非お立ち寄り下さい。それではまた一旦失礼します。

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