2014年12月11日木曜日

誘導線キルナ~西宴~

・ライブ会場の入口にはecosystemのシンボル(?)のフクロウも

Twitterの方ではチョロっと言っていたのですが、昨日はecosystemというバンドのライブに行ってました。ちなみに記事のタイトルは今回のライブタイトル。そもそもはecosystemの定期ライブのようなものとして実施される予定だったのですが、その後メンバーの脱退などがあって、結果的に解散ライブになってしまったという何とも数奇なイベントなのです。

・そう、このOPを歌ってたのがecosystem!

ecosystemといっても多分分かる人は少ないでしょう。ただ、銀魂のOPとして使われていた「ジレンマ」という曲だったらご存知の人も多いのではないでしょうか?(ちなみにその頃の銀魂は蓮蓬篇とか六股篇とかをやってましたw)

・ecosystem(「ジレンマ」リリース時)

はじめにちょっとバンドの解説を...。ecosystemは壺坂恵さん(上の写真だと右から2番目)を中心とする大阪出身の男女混合3人組バンドで結成は2007年。(結成当初は4人編成)4年後の2011年にはメジャーデビューシングルとして先述の「ジレンマ」をリリース、オリコンチャートで最高36位を記録します。その1年後にドラム担当の空岡由梨弥さん(上の写真だと左端)が脱退して、更にそれから1年後の2013年8月にメジャー初アルバムとなる「後ろの正面、ジレンマ」をリリース。捨て曲なしのいいアルバムで、個人的にこれからに期待していたバンドでもあったのですが、今年8月末にベースの後藤葉子さん(写真右端)が体調不良のため休養に入ります。そして2ヶ月後、後藤さんの復帰が困難であることを受けてバンドは解散に至ったのでした。



Twitterで、あるフォロワーさんが言ってたことなんですけど、バンドって永遠じゃないんですよね。志村さん(フジファブリック)のことがあって、それは分かっていた筈なんですが、やっぱり好きなバンドが解散していくのは淋しいものです。いつかライブに行きたかったバンドの1つがここだったので最初が最後ではありますが、お邪魔してきた次第です。

・ライブ会場付近にて(帰りに撮影)

ライブ会場は心斎橋のMusic Club JANUS。ライブ会場は解散を惜しむ沢山のファンでごった返していました。1曲目はアルバム冒頭曲の「Secret」という曲で、そこからアルバム曲のみならず、シングルのB面曲、更にはインディーズ時代の曲なども演奏。勿論「ジレンマ」もやってくれました。また解散ライブということでゲストも多数。サポートメンバーはオレスカバンドでしたし、その他では「空きっ腹に酒」という若手バンドの方なんかも来て演奏してくれました。中でも心に残ったのは、壺坂さんがトランペットを吹いていた「大抵のストーリー」という曲。アルバム曲の中でも好きな曲の1つだったのですが、あのトランペットは壺坂さんが吹いていたのですね。いやはや多才な人です。(何でも元はスカバンドをやってたとか何とか...)

・壺坂さんのTwitterより

あとジレンマのB面曲だった「妄想キセイ」も個人的に好きな曲なのでライブで聴けて嬉しかったです。それから印象的だったのは壺坂さんの話。バンドというある種非日常な世界を生きる彼女にとっては、たとえば会社に務めてお昼休みがあって...みたいな日常が非日常で、ちょっと憧れたりしてるところがあるんだなと。誰しも自分が経験できない世界とか持っていないものには憧れてしまうものなんですね。メンバーがこれからどういった活動をしていくのかは分かりませんが、やっぱりファンとしてはどんな形であれ音楽を続けて欲しいところです。

・ライブ会場の入口にあったやつ

ただまぁ本人たちが「もう未練はない」というならそれを尊重したい気持ちもあったりして、ここは複雑なところです。ともあれ良いライブで、本当に楽しかったです。(あと初めてライブにいっただけの分際なのでアレですが、バンドの最後の勇姿を見られて幸せでしたよ...。)今日はまた1日休みなのですが、驚く程体調が優れないので、家で大人しくしていたいと思います。(あ、でも米ないんだった...)とかく本日はこれにて失礼します,ジベリだって!(越中的なニュアンスで)

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