2011年11月30日水曜日

まともな(?)小沢一郎

今日は11月27日号のサンデー毎日に掲載された小沢一郎と鳥越俊太郎という世間ではあまり好かれていない2人の対談の要約をお送りしたいと思います。僕自身もこの2人があまり好きなワケではなく、対して期待もしていなかったのですが、これが結構,面白かったのでまとめ記事にしてみました。もしかすると僕たちは小沢一郎という人間を見誤っていたのかも?と、思ってしまうほどの衝撃でした。なので今日はその記事の要約をお送りします。

話しはまず鳥越さんの「(国民は)自民党もダメだけど民主党にもダメだと思い始めている」という指摘から始まります。小沢さんはこれに対して「事実その通りでしょう」とした上で、世界中で渦巻く既成政党への不信感を、「既成の秩序に対する不信感なのでは?」とまとめます。小沢さん自身、今の民主党には危機感を抱いているようで、話しの中で何度かそれを口にしています。(近頃は政経塾出身者を筆頭とした議員の横暴に小沢さんは小沢さんで色々苦労しているようです...。)続いては今一番話題のTPPについて。前の連載のときに言ったように、この人はその背景にあるアメリカの世界戦略を鋭く見抜いている政治家の一人で、ここでも野田政権の拙速な対処を辛辣に批判しています。またそうしたことの背景に結局のところ‘政治家が役人の言いなりになっている’ことがあるとして、議員の不勉強と責任感の欠如を憂う一幕も見られました。加えて消費税の増税にも反対の意を示し、「初心(政権交代時のマニフェスト)に立ち返って尽力せねば衆院選は間違いなく負ける」とも言っています。少なくとも野田政権の中枢を担う人物よりはまともな見解でしょう。

それから現在進行中の裁判についても自身はあくまで「潔白である」とした上で、然したる証拠もなしに推認だけで有罪にしようとしている前代未聞のこの裁判の不条理さを訴えていました。(この件に関しては僕もこれまでに何回か言ったと思うんですが、クロではないんですよ。だからホントに国策捜査には違いないんです。)加えてマスコミの理不尽な報道姿勢についても厳しく批判しており、「(メディアは)一体,どういう社会を望んでいるんだ?」と疑問を投げかけています。あと原発に関しては「最終処理を見いだせない限りは原発はダメ」とする一方で、「過渡的エネルギーでありながら頼り過ぎていた」と、自らが推進派の一人であったことを反省していました。また「日本人の知恵とカネをつぎ込めば不可能ではない」新エネルギー開発についても言及してました。それから渦中の福島原発についても、「国が前面に立って、その下に東電や原子炉メーカーを付けて全力で対処すべき」として、東電を矢面に立たせる今のやり方をチクリと批判しています。この辺も「その通りだ」と思うところであり、実際僕はこの記事を読みながら、なんども「うんうん...」と頷いていました。

その後,話しは再度役所中心の行政批判の話を経て、最後は安全保障についてのお話。尖閣諸島についてはずっと中国に対して「あれは日本の領土だ」と訴えてきたことを明かした上で、中国ともズケズケやっていると「小沢=媚中派」イメージへの反論も。僕自身,そのイメージを少なからず持っている方だったので、この辺は「そうなんだ...」と少し見直したりしてました。(それでも2年前の使節団は如何なものだったのかという疑念は残りますがw) そして日米同盟についても「日本の領土は日本が守るという姿勢を示すことで、不平等な日米同盟は解消できるのではないか?」と指摘。その上で「沖縄には米軍基地は要らない」と言うのです。あれ?まとも過ぎる...。やっぱり小沢一郎はまともなのかもしれない。最後の最後までそんなことを思わされた記事でした。そして政治家を目指している自分としては小沢さんが最後に言っていた「言うと責任が生じるけど、政治家は発言しなければいけない(主張しなければ国益を害する)」という一文は、これからも胸のどこかに刻んでおきたいと思ったのでありました。珍しく殆ど何の批判もない感想になってしまったのですが、ホントにその通りだと思ったので...。よかったら皆さんも読んでみてください。それでは今日はこの辺で,ジベリ!

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