2012年8月10日金曜日

陶器祭~万灯会

・今年も六道まいりの季節になりました。

            ・五条通に軒を連ねる陶器売のテント(陸橋より撮影)

8月もいつの間にやら中旬を迎え、もうすぐお盆のシーズンということですが、今日は一日オフってことで五条でやってる陶器祭と六波羅界隈の「六道参り」に足を運びました。陶器まつりは去年に引き続き2回目、六道参りは2010年以来3回目ということになるのですが、2つとも隠れた京都の夏の風物詩って感じで僕は結構楽しみにしてるところだったりします。

・陶器市には清水焼のみならず全国の窯元が出店している

京阪の清水五条駅から大谷廟、清水坂へと至る五条通周辺には予てより清水焼を取り扱うお店が密集しているのですが、陶器祭にはそうした店に加えて丹後や果ては能登の窯元もここに出店しており、道を歩けば様々な焼き物に出会うことが出来ます。今年は買いたいものがあったんですが、幸い予想よりも安い値で手に入れることが出来たので今年の収穫は上々といったところです^^

・珍皇寺にはあの世への入口があるという

珍皇寺は臨済宗建仁寺派の歴史ある由緒正しき寺院なのですが、実はここ知る人ぞ知る京都随一のミステリースポットであり、何でも‘あの世’に通じる井戸が境内にあるといういわくつきの場所なのです。冥界の入口を「六道の辻」なんて言ったりしますが、まさにそれがここなのです。小野妹子の子孫で、歌人としても知られる小野篁(たかむら)なる人物が平安時代にいたのですが、何でも彼は昼には朝廷に務め、そして夜はここの井戸から地獄へと赴き、閻魔大王様に仕えていたというのです。(非常に頭の切れるお役人さんだったそうですよ。)

・ところ変わってここは六波羅蜜寺

境内にある迎えの鐘を鳴らし、線香を立てたあとはついにメインイベントです。万灯会なるこの催しは本当に厳粛な宗教行事であり、特に何があるわけでもないのですが、2010年以来僕はこれに毎回参加してるんですよ。最初に住職さんのちょっとユーモア交じりの法話があって、そのあとにお坊さんたちが仏前に迎え火を灯しつつ読経。焼香をしたあとに一同で般若心経を一読する...というのが大まかな流れです。

・迎え火の大文字

開山した空也上人が始めて以来、今年で1049回目という歴史ある行事なんですよ。終了後、住職さんらが今年は来年で1050回目の記念すべき年になるということで‘地獄除け’のまじない的なのをしてくれました。(何でも伝来の朱印のようなものがあったんだそうな...。)

            ・崇徳上皇廟は祇園の建仁寺から程近いところにある

六波羅蜜寺を出たあとは、その辺をぶらぶらしながらちょっと河原町に...。祇園界隈を歩いていると、大河ドラマでもお馴染みの崇徳上皇を祀った廟があるではないですか!(お墓自体は彼が最期を迎えた香川にあるのですが、その後怨霊に脅かされたために鎮魂の意を込めて建てたそうな...。)
             ・サングリア(600円)とプレッツェル(100円)

本当は河原町で晩御飯でも食べて帰ろうかと思ったのですが、昼が遅かったこともありそこまでお腹も減っていなかったのでONZEというバル的な場所でサングリアとプレッツェルで一杯やってから退散しました。(ここのサングリアは美味しいんですよね。それでなんか定期的に飲みたくなるんですよw)

・蚊取り線香の豚のやつ

因みに買ってきたものというのはこれです。そうです、蚊取り線香の豚のやつです。正式名称がよくわからないのですが、調べた限りでは単に「蚊取り線香入れ」ってだけで別段特別な呼称があるでもない模様...。なんかこれで蚊取り線香を立てながら夕涼みしたいなってずっと思ってたんですけど毎年買いそびれてて...。早速これから使ってみようと思いますが今日はこの辺で失礼します。次回はまた連載に戻りますので乞うご期待、ジベリってことで。

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