2008年2月15日金曜日

リリック・ノート

2月14日という日は憂鬱な日だ。世にバレンタイン・デーなどと呼ばれている日なのだが、僕はこの日にいい思い出が一つも無い。とてつもなく憂鬱な日だ。 

僕はそもそも、「恋愛」というものにいい思い出が無いのも事実なのだ。
正確に言えば2戦2敗・・・。恐らく僕の恋愛下手の原因は、僕が「不器用」なことなのだろう。いろんな意味で、僕は不器用なのだ。機械とかパソコンにはめっぽう弱いし、設計図どおりに作っていたはずのプラモデルが、完成しなかったこともあった。気持ちを言葉にするのも苦手だ。気持ちを相手に伝えるのが苦手だ。頭がパンクしそうなくらいいろんなことが頭の中にあるのに、伝えたい言葉が山ほど心の中にあるのに、それを上手く表せない。表したところで半分も伝わらない。中学~高2の後半くらいまで、僕をどこかで圧迫していて、あるときは精神を錯乱させていたのはそんな自分への憤りだったのかもしれない。

そんな僕が唯一見つけ出した突破口、それが「音楽」だった。始めはただ歌っているだけだった。しかしあるときから僕はもうひとつのアプローチを思いついた。それが、「作詞」だったのだ。書いて書いて書きまくったリリック・ノート、もう2冊目が終わり、三冊目へ入ろうとしている。(頭の中では、大抵の場合、作曲まで完成しているのだが・・・。)そうやって「言葉」にもならない言葉を僕は吐き出すようにリリックにして放出する。そうでもしなければ、僕はパンクしてしまう,自分を保持できないのだ。「表現する」という仕事(俳優など)を志すようになったのも、その所以なのだろう。 

こんなやり方しか出来ない僕を、ただ逃げているだけと思う人もいるかもしれない。でも、僕はこれでも戦っているつもりだ。この方法しか出来ないのだ。なんか難しい話になってしまったが、とにかくそういうことなのだ。では今日はこれにて,ジベリ!

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