2008年8月1日金曜日

エントラッセン<退場>

えーと,我らが誇る優秀な二世議員にして、歴代首相の中でも一,二を誇る掴みどころの無さを兼ね備えた福田首相が、本日ついに内閣改造に踏み切りました。(パチパチ・・・)いよいよ自公与党のエントラッセン(退場<本来は退院の意>)が近づいて参りました。

 さて,福田政権の寿命やいかに、といったところでありますが、ホントにどうなることやら。「もう,終わりだね。 自民党が小さく見える♪」って思わず歌っちゃってますよ。さしずめ「もうすぐそこは政権交代」ってところでしょうけど。みんなと相談して決めた,といえば聞こえはいいですが、はっきり言ってしまえば「いろいろ圧力があって、一人では決められなかった」というのが実情でしょうし。特に公明党は発言力を増してますね。その背景にある創価学会も何らかの形で関与してるとかしてないとか・・・。しかし、そうなるとすると完全に政教分離は崩れたってことですよね。なんか危機感さえ覚えますよ。また,チベット問題に対して何の言及もせず、ただ賞賛するだけの池田名誉会長の姿勢には正直,改めて失望しています。彼は本当に世界の平和を望んでいるのでしょうか?これは今に始まったことじゃありません。過去にも六四天安門事件に際しても何の批判もすることなく、どころか中国政府を賛美し、また,ノリエガやカリモフといった独裁者と蜜月し、礼賛する...といった具合に、やっているのは「平和」とは正反対のことじゃありませんか?書き出すときりが無いので、もうこれ以上の言及は避けますが。

 次に,これも前に言いましたが、次回の選挙で民主党が政権を獲得したところで、僕は特に何も変わらないと思います。政策は然り、ゼネコンや官僚との癒着体質も、変わらないのではないかと思います。恐らく、「ほかのゼネコン,他の官僚」と癒着するだけに留まるでしょう。民主党も方向性の曖昧さは自民党と同じですからね・・・。自公政権は元より、民主党は詐欺師ですよ。「生活第一」とか言いながら、派遣労働法や社会保障の削減にも、元々は賛成の立場にあったわけですから。小沢代表は元は日本における新自由主義の第一人者の一人でしたからね。姿勢が変化したのだとはじめは思ってましたが、去年の秋の自民党との大連立構想を見て僕は思いました。「オイ,コイツなにも変わってないぞ?ただ政権とりたいだけじゃん。」と・・・。

 民主主義の基本とは何ぞや,指導者とは何ぞや。リンカーンの言葉を借りますが民主主義とは、「人民の人民による人民のための政治」です。ゼネコンのためのものでも、大企業のためのものでも、一部の官僚のためのものでも無いのです。みんなのものであり、ゆえに誰のものでもない,そういうものなのではないでしょうか?そして指導者とは何か?僕が思うに指導者というのは、その配下にある人々の幸福のために身を削って尽力し、人々を正しい道に導く人のことだと思います。逆に、その配下にあるものたちを、自らの幸福のために尽力させる人間のことを何と言うでしょうか?支配者です。果たして福田首相はどちらなのか?ジョージ・W・ブッシュは?プーチンは?そして胡錦涛は・・・指導者たるか否か?またまた問題提起をしたところで、今日もおしまいにしたいと思います。ジベリ!

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