2012年1月23日月曜日

レスポンス②

土曜日はあのあと寝たり起きたりとグダグダしてるうちに終わってしまい、更に明くる日の日曜もその調子で終わってしまったため、結局こないだの続きは書けず仕舞いになってました,スンマセン^^;

というコトで、今日は前々回に引き続き、皆さんからの質問に回答していきたいと思います。ブログの自己紹介欄にも書いてあるのですが質問は随時受け付け中です。(勿論,まだ志士会の会員になってない人からの質問も大歓迎ですよ。どんな些細な疑問であれ、お答え出来る限りですがお答えしますし、良い質問であればこういう形で記事として取り上げることもあるので^^)


1、橋下知事についてどう思いますか?
あの人に関しては従来,中身のない人だなぁ...と思ってました。まぁこういう人が選挙で大勝しちゃうというのがある意味,今の閉塞感の一つの現れなんだと思いますけど...。この人の失敗するメソッドの一つはナショナリズムを自らの支持拡大への道具として使っていること。今はそれが上手く行ってるようですが、こういうものには限界がありますし、そもそも橋下さんが純然たる保守政治家たるかというと、実際そうでもないんですね。(尤もそれに乗っかってまともにイデオロギー論争に特化しちゃってる左翼・革新系の諸勢力も間抜けに違いないのですが...。)

ただ勘違いされないように言っておきますが、僕は君が代・日の丸を重んじるべきだと思ってますし、強制も何も、国旗掲揚や国歌斉唱の際に起立するのは国際社会上の最低限のマナーだと考えています。(それがイスラエルや北朝鮮であっても、とりあえずその場はきちんとした対応をするのが大人というものです。)

そしてもう一つこの人が失敗するであろうものは教育改革。実は彼の行おうとしている教育改革は、かつてブッシュ政権時代にアメリカで実施された「落ちこぼれゼロ法」に内容が一部酷似しているんです。これらは要するに‘競争’を活発にすることによって全体のレベルを上げようというものなのですが、その後アメリカがどうなったかというと、教育の格差が益々広がったのに加えて学校ぐるみのカンニングも横行,また教師が校長に賄賂を贈るなんていう事態も連発するようになるなど、まったく目も当てられない状態になってしまいます。 大阪で同じことが起こらないとは言い切れません。

しかもアメリカの場合,「格差」を生み出すことそのものが目的だったとも考えられます。この法律には「高校の生徒の個人情報を軍に提供する。それをしない場合,助成金をカットする」といった趣旨の一項があるんです。経営の上手くいってる学校は助成金をカットされても別に何のことは無いので情報提供なんてしません。しかし貧しい地域の学校や、それがなければやって行けない学校はどうでしょう?提供せざるを得ないんです。そうして軍はその情報をもとに、なるべく貧しい生徒や特別な事情を抱えている生徒に「声掛け」をし、大学の学費負担や保険加入などを餌に入隊させる,というコトです。(実はこの法案に並行して低所得家庭児童向け医療保険基金の大幅カットが実施されているんですね。その辺を考慮してもまさに国策としてアメリカはこういうことをしていると考えられます。)

僕自身,今の教育の在り方には大いに不満を抱いている人間の一人なのですが、橋下さんの教育改革にはどうしても賛成できません。これでもし大阪の教育レベルが今よりも下がったとしたら、あなたは逃げるようにその座を降りればいいだけかもしれませんが、それに振り回される現場の教職員が気の毒ですし、何より子どもたちが不憫でしょうがないです。


2、カダフィはなんで殺されたのですか?
勿論悪い人だからですよ。アメリカにとって都合の悪い人だからです(笑)

何のこっちゃ分からないと思うので、そもそもカダフィが何をしようとしていたのか,そこからお話したいと思います。まずはこちらの映像をご覧下さい。(これだ...1、2、3!)実は彼,アフリカ及び中東イスラム諸国で統一通貨(ディナ金貨)を作ろうとしていたのです。実際何度もそれを国際的な場で提言しており、賛同の声も集まりつつあったのです。統一通貨がアメリカの不利益?そうですね。そこについて説明しましょう。もしもこの統一通貨が出来た場合,石油の交換レートがその通貨に変わってしまい、ドルの供給は益々減少してしまいます。そうすると更なるドル安を招きます。アメリカはそれを阻止するためカダフィを潰しにかかったのです。

勿論カダフィが清廉潔白な聖人君主だったワケではありません。フセインと同じく一方で国民の自由を抑圧していたところがあったのは確かです。ただしそれくらい強権を用いなければ部族意識の強い中東・アフリカ社会をまとめることが困難なのも事実ですし、そうした社会に「世俗化」を促した面でもカダフィやフセインの功績は大きいのです。アフガンもイラクも政情はその後泥沼化してますが、恐らくリビアも同じ道を辿るでしょう。しかもこれまでは教育・福祉など様々な面で国民に大きく還元されていた石油の利益も今後は欧米諸国に蹂躙される可能性もありますし、前途多難です。まぁそんな裏事情も分からずNATOに踊らされてカダフィ潰しに加担しちゃって、仕舞いに虐殺してしまうリビア国民は...バカですね。B層以下の土人です,カスです,腑抜けの間抜けの戯け者です。せいぜい今後混迷する国の中で「カダフィさん帰ってきてください」とでも泣いて下さい。もう帰っては来ませんが自業自得,ご愁傷様です。


3、税と社会保障の一体化改革とは何なのですか?
あれちょっと分かりにくいんですが、重大なことなんです。説明すると長くなるので、ここについてはまた近々別個に記事を書く予定です。ただ一つ言えることがあるとすると、これが「改悪」だということです。(要するに野田政権は社会保障改革と増税を一括りにして考えちゃってるんですよ...。)

4、なんで「筆者」ではなく「作者」なのですか?
政治無関係ですが、こういう質問にも一応,答えます(笑)

別に何のことは無いんです。たしかに本来,ブログの主は「筆者」と名乗るのが一般なのですが、僕が「作者」と名乗るのには2つ理由があるんです。ひとつは僕はブログというのを一つの作品として捉えているということ。だからそのライターは作者と名乗っても支障ないということです。それからもう一つは僕自身がバンドでずっと作詞をやっていたことも背景にあるんです。今でも作詞はしてるんですが、要するに「作詞をやっている作者のブログ」ということなんですね。そんなワケで僕はブログ内で自分を指す際に「作者」という名称を敢えて使ってるんです。
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2回に分けてお送りしたのですが、質問に回答するだけでも結構な長さになっちゃうものですね。何にせよ、いろいろと新しい試みをやっていくのが僕のモットーなので、また今後もこういうのをやっていってもいいかなとは思ってます。それから最後に宣伝ですが、憂国志士会は随時会員募集中なので、是非とも皆さんお気軽に入会して下さい。一緒に日本について考えましょう。それでは今日はこの辺で失礼します,ジベリ!

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