2008年4月18日金曜日

チベット問題に物申す!

現在、聖火ランナーのことで、世界は揉めてますが、北京五輪は一体,どうなってしまうのでしょうか。中国政府は気付いていないようですが、このことで最も損をしているのは、他ならぬ中国政府なのです。悪政が外に曝け出している訳ですから。
 
 チベットは元来,独立国だったんですね。しかし、第二次大戦後の1950年,毛沢東の指揮する中国人民解放軍による侵略を受け、夥しい破壊と虐殺の後、同地を制圧し、併合してしまいます。ダライ・ラマ14世がインドへ亡命したのも、この時です。また、その後の文化大革命(1960年代後~’70年代前半)に際しても、多くの寺院が破壊され、たくさんの人命が失われました。1989年には、チベットで中国支配に対する反乱がおきましたが、政府はこれを武力鎮圧します。(ちなみに、この時,弾圧行為を指揮したのが、現在国家主席を勤めている胡錦涛である)そして今年,再びチベットでは反乱が起き、中国政府はまたしても武力鎮圧に出たのです。これに対して世界各地では、トーチリレーの妨害という形で、チャイナ・バッシングが巻き起こっているわけですね。気持ちは分からないでもありません。でも、それが最善の方法なのでしょうか?それで何か変わるのでしょうか?恐らく変わりません。

 こうした機運があることは、むしろ良いことなのですが、僕が危惧しているのは、オリンピックの後、再びチベットが国際社会から忘れ去られることです。先述の通り、チベット問題はつい最近はじまったことではありません。もう50年近く前から存在しているのです。だから、チベット問題を理由にオリンピックをボイコットする国があるとか何とかと言うのは、おかしな話なのです。じゃあ元からそんな国を会場に選ぶなって話です。大阪でやればよかったんですよ。そしたらこんなに揉めることも無かったんですよ。それをここに来て辞めるって・・・失礼ですよそれは。このオリンピックに出場することを生涯の夢にしている人がどれだけ居ると思っているんですか?その人たちは恐らくいろんなことを犠牲にして頑張ってきたんです。そんな人たちの気持ちを踏みにじるなんて、僕は人間性を疑いますね。そして中国も中国です。いい加減,権威主義をやめて民主化してください。じゃ無きゃ「大国」になんてなれません。チベットについても自治を認め、信教の自由を認めるべきです。彼らが望んでいるのは、そういうことなのですから。それができないのなら、潔くチベットは独立させることです。日本の政府も、はっきりと意見を言うべきです。引け腰になりすぎです。明らかに中国政府は間違ったことをしているのだから、毅然とした態度で意見すべきです。

 念のため言っておきますが、僕は中国が嫌いなわけではありません。むしろ好きです。あの国の生んだ文化が好きです。墨子の思想老荘の思想も、孔孟の思想も、現代に十分通用するものですし。だからこそ中国が民主化して、様々な人が、多様な思想や倫理観を示せるような社会になることを願っているのです。また日本とも歪み合うことをやめ、協力し合えるようになることを望んでます。アジアの中で歪みあってどうするのですか?アジア全体で協力体制を取れるようになれば、きっとアジアには空前の繁栄が訪れます。中国も日本も朝鮮もインドもトルコも東南アジアも・・・。アジアは無限の可能性を持っているのですから。長くなりましたが、今日はこの辺で。ジベリ!(世界平和を願って・・・

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

■署名して世界に意志表示■
(ドイツの有志が立ち上げました)
2008 For The People Of TIBET
http://www.for-the-people-of-tibet.net/
(ページを開くと音楽が流れ、しばらくすると下の方に記入欄が出てきます)

「世界の人々は彼等の宗教・国そして己々の人生を略奪された時、その事実に目を逸らすべきではありません。
チベットの潔白・弾圧されている人々の為にその名にかけて、私達は此処に署名いたします。」…という内容です。

サイトについての詳しい情報は画面下の表示タグよりアクセスして下さい。
※サイトの信憑性については自己判断でお願いします。
過去の投稿から名前はHNでもよいようです。

★自由にコピペして下さい
現時点で世界各国より二万人以上の署名が寄せられています。
是非【JAPAN】からも宜しく!