2016年12月5日月曜日

【週刊コラム】一滴の朝露、映るセカイ【第7回】

前回のフィデル・カストロの話もロマンに溢れるものでしたが、今回のテーマもロマンに溢れています。というか皆さん、ちゃんとロマンを追いかけてますか?そもそも皆さん「夢」ってありますか?今回の記事を読んでそんなことを考えて貰えると幸いです^^


~将来の夢~
我らがRK大将お気に入りのアーティストでもあるUSAGIという男性デュオが最近になってユニット名をTANEBIに変更した。どうやら所属する事務所を独立したことに起因するようだ。
メインボーカルの上田和寛さんは枚方出身でコーラスやギターを担当する杉山勝彦さんは埼玉出身。2人はもともと別々の道で音楽活動をしていた。なお杉山さんには音楽プロデューサーとしての顔もあり、AKB48や嵐などのアイドルグループへの楽曲提供も行っている。彼らの代表曲とも言うべき歌が、メジャーデビュー曲でもある「イマジン」だろう。この歌の2番にこんな件がある。

「将来何になる?」幾度となく書かされたよ
「何になるか」 それを訊く前に「何をしたいか」 そう問うべきだろう

「何になるか」と「何をしたいか」の違い。これに気付かない人があまりにも多い。何になるかというのはあくまで手段でしかないが、何をしたいかというのは明白に目的だ。しかし現実には手段が目的化していることがあまりに多いように思う。たとえば東大に入るのは目的ではなく手段だ。或いは政治家になるというのも目的ではなく手段に過ぎない。

・手段が目的化してしまった人の例

恐らくそこを「勘違い」しているが故に大学に入った途端に燃え尽きてしまったり議員になった途端に政務活動費で遊び呆けるような人が出てくるのだろう。しかし、「その先」が明確になっている人は燃え尽きることなどないし迷うこともない。なぜ今こんな話をするのかというと、少し前に珍しく自分の夢について考えることがあったからだ。




子どもの頃は沢山あったはずの夢が大人になると無くなっている。そんな話もたまに聞くが、殊自分に限ってはそうでもない。たしかに夢の内容も質も変わったが、今でも確固たる夢が自分の中にはある。大将はそれを「正義の味方」と表したし、僕は前回の記事で「悪党」と表した。言葉こそ違えどゴールは同じだろう。この国を独立・正常化し、誰もが幸せを追求できる社会にする。一言にまとめればそれだけだ。じゃあ職業としては何か。今はそのために必要なのがジャーナリストだと思っているからジャーナリストをやっているが場合によっては政治家になるかもしれないし、はたまた全然違う職に就くことになるかもしれない。ぶっちゃけて言えばそこに大したこだわりはないのだ。




僕がもし教壇に立ち、子どもたちに将来の夢を聞くときは「皆さんは将来何をしたいですか?或いはどんな国・社会の中で生きていたいですか?」と問いかけるだろう。そしてその上で何をすべきかを一緒に考える。残念ながら僕にそう語りかけてくれた先生は‘学校には’一人も居なかった。総合学習だ何だと言っている教育界だが、その前にやるべきことがあるはずだ。そもそも教員は今どこを向いているのか?そもそも真摯に子どもたちに向き合う環境があるのか。そういう根本的なところから考えていくべきだろう。
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これは余談なんですけど、トランプの大統領選制覇の一報を聞いたとき、僕の脳内で流れていたのはこの「イマジン」だったんですよね。特にCメロの

 100年に一度の 暗闇が今 僕等を包み込む だけど怖くはない 暗闇の中 いつしか人は 夢という名の イメージを映しはじめるから 

という部分が強く鳴り響いてました。「100年に一度」というよりは「100年続いた闇が切り開かれていく」、というのが実情だとは思うのですが...。




ともあれ一種の絶望を体験した米国人がその中で抱いた希望という1つのイメージ。それを体現したのがトランプ現象だったと思うんですよ。まぁ日本には未だトランプさんやマリーヌ・ルペンさんのような政治家は現れませんが...。乱世には豪傑が生まれるもの。僕がその豪傑になれるかは分かりませんが、「将来の夢」のために動く。そういう背中を見せていける大人にならなくてはね。きっとそれを見て次の世代が羽ばたくことになるのでしょうから...。そんなところでありますが、本日はこれにて失礼したいと思います。ジベリ!

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