2018年2月28日水曜日

【押忍】センイチさんのツンドク道場【第1回】

・昨日の夕食はピザでした^^

ということで昨晩、第一回のツンドク道場を開催しました。まずはルール(暫定)の説明から。1セットが15分で、その間に本を読みながらノートを執ります。それを3セット繰り返す...というのが大まかな流れです。

・第一回目はこの三冊

今回の3冊はこちらです。1冊目はラーメンズの小林賢太郎さんが書いた「僕がコントや演劇のために考えていること」という本。タイトルにあるように、小林さんがコントや演劇を作っていく上でこだわっていることが細かく書かれています。エッセイのようで読みやすいのですが、ついついノートに書き込むことも多くなり、結果的に15分で読めたのは4ページほど。



マジック用品店でバイトしていた大学時代の話や今の肩書き(パフォーミングアーティストないし劇作家)についてなど。小林さんの言う「面白い」に内包される様々な要素。きっとそれゆえに「お笑い」の世界を突き破った新しい世界ができてんだろうなと思いました。あと「つくり方を作る」というのが小林さんらしいなと。大事なのは「面白いもの」を作ることであって、プロセスやマニュアルを守ることではない...と。道なき道を歩んでいるという点では僕にも共通するところがありますので、この辺は僕も参考にしたいなと思いましたよ。



続きましての2冊目は「英雄たちの選択」でもお馴染みの歴史研究家(或いは古文書ハンター)の磯田道史さんの著作、「無私の日本人」。読んだのは9~19ページのおよそ10ページ。ここでの主題は穀田屋十三郎なる人物のこと。人物自体は知らなくても、「殿、利息でござる」という映画は知っている人も少なくはないでしょう。何を隠そうこの映画の原作は磯田さんの書いたこの小説なのです。殿様にお金を貸して利息を頂こうという前代未聞の事業で知られる人物の話なのですが、まぁ今日読んだ部分はホントに最初の最初。小さな宿場町である吉岡が置かれている厳しい財政状況と、そんな中で何とか町を興そうとする人々の姿は現代にも通じるものがあり、惹き込まれるものがあります。



あと地味に初めて知ったのが、当時の仙台藩がなぜか米の取れ高を石高ではなく貫高で表していたことや、一国一城の江戸幕府の下にありながら「あれは城ではなくて要害」という謎の方便が認められていたということ。江戸時代の諸藩の政体というと、教科書の上では精々幕末くらいしか触れられませんが、それ以前の歴史も振り返ると面白いんだろうなとこれを読みながら思っていました。





で、三冊目。元首相の鳩山由紀夫さん(ちなみに現在は由紀夫ではなく友紀夫に改名している模様)の著作である「脱 大日本主義」。今回読んだのは7~9ページのたったの2ページ。丁度導入部にあたる部分でしょうか。実はこの本は一度軽く流し読みはしているのですが、ホントにこれを読むと「あのとき鳩山政権がもう少し続いていればな...」と思わずにはいられません。色々問題はありましたけど、市民のサイドももう少し何か支えてあげることはできたんじゃないかと、これは僕自身も反省せねばならないところでもあるのですがね。




今更ですけど、結構鳩山政権て頑張ってたんですよ...。まぁ結果的に潰されはしましたけど、もし「次」があるなら僕は支えたいですね。ちなみに今日読んだページの中で印象的だったのは1つには鳩山さんがグローバリズムに予てから疑いの目を向けていたということ。これは藤原正彦さんだったり中野剛志さんだったりにも共通するところがありますし、かく言う僕にも似たような問題意識があるところでしょう。あともう1点感心したのが鳩山さんがEUの変貌を見抜いているということ。そもそも米国一強支配への緩衝材として機能するはずだったEUが今ではすっかりアメリカの補完勢力にようになってしまっている点を指摘しているのです。これ気付いてない人多いんですよね。そういう状況下だからこそ鳩山さんは東アジア共同体を唱えていたのだそうです。まぁその構想でいうのであれば僕はロシアをそれに参加させるべきだとは思いますけどね。


しかしトランプ政権の誕生でそういう世界の勢力版図も大きく変わるかもしれません。今後も動向に注目していくとともに、日本の舵取りについても考えていきたいものです。



ちなみに今回はハタダの栗タルトをお茶菓子に、コーヒーを飲みながら読み進めていました。「今回のおやつ」みたいな感じでこれも定番にしようかな?(メダル獲得で沸いたカーリングの選手たちも「もぐもぐタイム」とかやってたしw)まぁ「形」は進めながら組み立てていくとしましょう。因みに今日はとりあえずお昼くらいまでデスクワークをやって、それから神戸に行きます。とりあえず「次」の仕事の打ち合わせで、そのあとはフリータイム。また心行くまで呑むのです、やっほーい!それでは皆さんもよい一日を、ジベリ!

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